組み立てとその後

2017/11/19


自作準備

いくつかのパーツは事前購入して試しておいたことは書きました。9月27日に購入したものは全てOKだったのですが、なぜか10月1日に買ったもの(モデムとCD-ROM)はいずれも問題が出ました。

今回の自作を機にパソコンが2台になるので、少しでもインターネット接続環境をよくするため、テレホーダイを始めることにしていました。そのためそれに対応したプロバイダ契約に変えるため3Webに申し込んでいました。それまではアサヒネットでした。ところが買ったモデムでは、なぜかこの3Webに接続できないのです。アサヒネットの方はOKでした。

問題切り分けを行うべく10月8日に友人宅で試したのですがこれもOKでした。使うパソコンによっては動く。プロバイダによっても動くでは、製品を返品するにしても難しいです。パソコンによっては動くので、とりあえず新マシンで動くことを期待して、このまま交換しないで自作の日を迎えています。

CD-ROMに関してはSCSI接続ですが、この時私が持っていたIwillSIDE-2930というSCSIカードだと書き込み時にエラーが起こるのです。このSCSIカードは非常に残念な製品で、これまでも多くの問題が起きていたため、実は懸念していたのですが、心配していた通りだったということです。

[Iwill SIDE-2930]

これも先の友人宅での事前テストで友人のAdaptecのSCSIカードであれば動いたのでこちらを購入することで解決です。

ということなので、一部不安を抱えて自作の日を迎えることになります。


組み立て開始

10月11日(土)、サハロフや秋葉ホットラインをチェックした上で朝一で秋葉原に行きました。殆どのパーツをほぼ最安値で購入できました。

特にCPUは開店前の秋葉原エレクトリックパーツで最後の一個を\108,000で買っています。これはその前の週の最安値よりも7,000円も安かったのです。また当日のサハロフの最安値情報は\108,800でしたし、その後の秋葉ホットラインでの情報ではちゃんと秋葉原エレクトリックパーツで\108,000と出てましたが、「最安値だが売り切れ」とありました。彼らの調査より先に買ってしまった訳です。勝利ですね。

マザーボードも最安値でしたが、最後の一個だったようです。そして午前中には帰宅して早速自作を開始。

[マザーボードのマニュアル]

朝秋葉原へ行く前にケースにストレージ関係は組み込んであったため、組み立て自体はCPUの取付とメモリーの取付、あとは電源コードとストレージのコード接続だけなので概ね30分で終わりました。

[CPUセットが終わったあたり]

上の写真は後日撮ったものですが、このように今回のケースは裏版とバックパネルが引き出しのように取り出せたので少し作業が楽でした。それにしてもPentiumIIは巨大ですね。

しかし最後にPower Switchの刺す場所が分かりません。マザーボードのマニュアルに書いてないのです。マザーボード自体にシルク印刷されているのでそれを見ながら適当に刺してみました。

しかしやはり電源が入らない。あわや初期不要か! とりあえずマザーボードを購入したパソコンシティに電話で聞いてみました。しかしこのマザーボードが最後の一個だったので在庫がなく、確認できないとのこと。更にマニュアルに記述がないことに関しては「メーカーって結構いいかげんですよ」とのお言葉。

結局いろいろ差し替えているうちに突然電源が入りました。やったー!

後で分かったのですが単なるマニュアルの見落としで、ちゃんと書いてありました。ただシルク印刷はわかりにくかった。それとお店のあの一言によってマニュアルの再確認の機会を逸してしまいました。

マニュアルにはちゃんと書いてあるものの正直言ってマザーボードのPower Switchの位置は分かりにくいです。他の様々なものとコンビネーションになっているシステムパネルコネクターにあるからです。

[マニュアルのシステムパネルコネクターの解説]

これは初めての人間には分かりません。何でこんな大事なコネクターがこのようにコンビネーションになっているんでしょうね。よくマザーボードのシルク印刷を頼りに刺せたものです。たまたまだったと思いますが。

とにかく電源は入りました。しかし今度はメモリーテストを何度もやっている。どうもループしているように見えます。そのため何度か電源を入れなおしたりもしましたが、メモリーテストはしばらく待っていれば終わることは分かりました。

さて次ぎのステップですがCPUが233MHzになってる。これはきっとBIOSだろうと思い、後で設定すればいいと思ってそのまま続行。次はWindows95が立ち上がらないFMVから持ってきたハードディスクをそのまま付けて起動しているのですが、そのためかもしれません。またここでパソコンシティに電話して聞いてみます。

メモリーテストのループは仕様とのこと。デフォルトだと5回ほどやるらしいのですが、BIOSで変えられるとのこと。Windows95が起動しない点については、やはり別のマザーボードでインストールしたものは無理とのこと。

[組み立て後]

仕方なく素直にOSの起動ディスクで起動して、フォーマットしてインストールをしました。そうしたらちゃんと起動しました。


問題が収まらない

OSは何とかインストールでき、BIOSの設定を変更したら、ちゃんと300MHzと認識するようにもなりました。

しかし起動はしたものの64MB刺しているはずのメモリー32MBとか16MBとしか認識されない時があるのです。これについてもパソコンシティに電話しました。これはさすがにおかしいということで見てみないとわからないので、マシンごと持ってきてくれとのこと。この日はもう遅かったので明日持っていくことにしました。

とりあえず64MBで認識するときもあるので、そのままOSの設定やテスト、アプリケーションのインストールなどは続けました。

懸念していたモデムについてはやはりだめでした。新マシンで動くかもしれないという期待は裏切られたのです。とても残念です。これも明日秋葉原に行くので返品、交換することにしました。

その後ベンチマークテストなどをしましたが、やはり速さは抜群で夢のようなデータをただき出していました。当初音がでないという問題も起きたのですが、サウンドドライバは別途インストールすることで音が出るようになりました。

さて翌12日組み立てたままのマシンを秋葉原のパソコンシティに持っていきました。確認してくれるということなので一旦預けて、その間モデムの返品、交換しに行きました。恐らく別の製品に替えたのだと思います。

[U.S.Robotics Sportster Voice 336]

モデムを交換してパソコンシティに戻ると、メモリーをいろいろ変えても同じ症状が発生したり、全然Windows95が起動しない場面もあったので、やはりマザーが怪しいとのこと。在庫がないので御預かりということになりました。在庫が入り次第、組み直してくれるということなので御の字です。動作確認もして組み上げてくれるなら寧ろラッキーといったところです。

早速帰宅して替えたモデムを確認しましたが、今度は電源も入らない。正直問題多発でくさりました。

しかし家内に薦められたので、もう一度交換のため秋葉原に行ってきました。確認をしてもらったら、確かに初期不良だったようです。別のものを今度は稼働確認をした上で持ち帰りました。

帰ってきて早速動作確認。さすがに確認したので電源は入りましたが、やはり繋がりません。ああ別の製品でもだめか。天を仰ぎますが、もうこの日は諦めました。それにしても悪夢ですね。初回自作とは言え、別に私のミスは殆どないのですからね。


なかなか安定しない

モデムについてはメーカー(U.S.ロボティックス)にも問い合わせ(電話)をしているのですが、一向に電話が繋がりません。

10月16日(木)会社を午後半休して、パソコンシティにパソコンを受け取りに行きました。結局マザーボードを交換したようです。初期不良だったということですね。今回二つ目の初期不良。こんなに遭遇するものでしょうか。持ち帰ってテストしてみると、確かに32MBなどと認識することはなくなりました。

[完成後の内部全体]

しかしいじっているうちにおかしくなったので、またOSのインストールからやり直しました

更に翌17日も、朝早く起きてしまったのでベンチをとっておこうと思いテストをしたら、何とハードディスクの速度が変なのです。昨日までは大丈夫だったし、前のマザーボードで計測したのとほぼ同じで、それなりのデータがでていました。再インストールを繰り返している間になにか変になったのか。デバイスマネージャで見てみると、ハードディスクコントローラのところが「不明なデバイス」になってました。こんな所が不明な場合って経験がなかったので、やはりハードディスクがいかれたのかと一瞬青くなりました。

とにかく気を取り直して、再インストール。ところがやはり不明なままです。OSは普通に動いているのですが。昨日までの再インストールと違うところを考えるとハードディスク関係ではBIOSで、何も繋げていないIDESecondaryポートなどはサーチをさせないようにしたくらいでした。とにかくこれを元に戻して再インストール。そうしたら上記の現象はでなくなり、ベンチも正しい値になりました。

朝っぱらから2度も再インストールです。いったい何度再インストールするのか、FMV相当の環境にまで構築するのにどれくらいかかるのでしょうか。

そしてその翌18日も、翌々19日もおかしくなりましたが、このあたりからはイメージバックアップをしていたので、再インストールはしないで済んでいますが、どうもいつまでたっても安定しましせん。

何か呪われているような気までしてきて、このころCD-Rの追加購入も考えていたのですが諦めました。


問題解決か

モデムについてはやっとメーカーと連絡がつきましたがやはり解決はしません。

そして10月23日(木)にまた例の友人に来てもらって調査です。友人のAIWA製のモデムを持ってきてもらいました。それでテストするとうまくいくのです。しかしUSロボティックのモデムでも電話を外すと繋がることが分かりました。

どうも我が家の電話(FAX)が悪さをしていることが分かったので、翌日電話メーカーであるシャープに問い合わせました。しかし原因は分からないとのこと。

その後どう解決したのかは日記やメールに記述がありません。記憶もないのですが、その後モデム問題の記述がなくなったので、何かしらの解決をしたと思われます。つなぎ方を変えたのか、何か電話の設定を変えたのか。それともモデム利用時はどうせ電話はかからないので、いちいち外していたのかもしれませんが。

その後OSの不安定問題も特に日記に記述がなくなったので解決してきたものと思われます。

11月ごろには、自作時に写真を撮り忘れたので、もう一度分解して写真を撮り直している余裕までありました。

[後日撮り直した写真]


家庭内LAN構築

モデム問題も何とかなってきたので、今回の自作にあたって実施しようとしていたことに取り掛かりました。

今回の自作によって我が家はついにパソコンが2台になる訳ですが、一方それによって起こる一つの問題を解決しないといけませんでした。それは2台同時にインターネットに接続することです。

当時はモデムを使ってダイアルアップで繋げていたのですが、基本的にはモデムのついた一つのパソコンしかインターネットに接続できません。当時もISDNはあったので、これに替えればダイアルアップルータを導入して複数台のパソコンから一つの電話回線を共有できますが、まだ普通のアナログ回線でした。

元々私と家内がパソコンの取り合いになったのはインターネット接続が主な利用用途ですから、結局1台しかインターネット接続できないのでは2台ある意味がないのです。

これを解決するには前述のようにISDN導入という選択肢もあったのですが、Proxy97という面白いアプリケーションソフトを見つけました。これは後にOS側でも対応する「インターネット共有」の機能を実現するアプリケーションでした。

インターネット共有とは、ダイアルアップなどでインターネットに接続しているパソコンに他のパソコンがLANで繋げて、そのインターネット接続を共有するというものです。OSが対応したのはWindows 98 Second Editionからのようですね。当時のWindows95にはその機能はなかったので、アプリケーションソフトを購入した訳です。

これを実現するには、当該ソフトを購入してダイアルアップするパソコンにインストールすればいいだけではありません。私の新マシンとFMVがLAN接続する必要があるのです。

当初はそれぞれにLANカードを購入して、クロスケーブルピアツーピア接続する予定でした。そこで大体モデムの問題も解決した10月25日(土)に秋葉原へネットワークインタフェースカード(NIC)を探しに行きました。

当時はすでにLANも100BASE-TXが主流になってきていました。HUBはまだ100BASE-TXは高価でしたが、NICはもう10BASE-Tと変わりなかったと思います。したがってまず自作マシン用にはElecomLaneed LD-10/100ANを購入しました。PCIバス接続のものです。価格は7,000円(税込み7,350円)です。

[Elecom Laneed LD-10/100AN]

ところがFMV用のNIC選定が予想外に難航したのです。

秋葉原のラオックス・ザ・ネットワーク館で、このバージョンのFMVはPCI接続のイーサネットカードはほぼ全滅ですと言われたのです。少なくとも動作確認が取れているNICが一つもないといいます。100BASE-TXのNICはみなPCI接続です。

仕方がないのでFMVの方はISAバス接続10BASE-Tで我慢することにしました。 しかしその10BASE製品もFMVとは相性の悪いものが多く、4000円以下の安いカードで100%何の問題も出ていないカードがないと言うのです。ただし成功率が80%と大変高いものがあるにはありました。また一つだけ正式にFMV対応を謳っており、今のところ問題もなく、もし問題が出たとしてもメーカーが対応を謳っているので何とかしてくれるはずだいうカードがありました。CONTECという会社の製品で、今時ISAバス接続の10BASE-Tで8,500円(税込み8,925円)もしたのです。

[CONTEC C-NET(AT)P-T]

これまでの記述のように自作マシンの設定で大変苦労していた私はFMVでまで苦労する余裕がなかったので、80%の成功率にすらかける自信がなく結局確実なCONTECの製品を購入することにしました。

自作マシン側のPCI接続100BASE-TXは7,000円で買えたのに、ISA接続の10BASE-Tをそれより高い価格で買うという笑えない話です。


ピアツーピアではだめ

 さて帰って、気を取り直し、取り付けを始めます。自作機の方の100BASEカードはPCIということもあり、PnPでなんなく認識しました。

ところがここで大きな問題が起こります。なんとWindowsが終了しないのです。最初はATXのソフトスイッチがLANカードと関係なく壊れたのかと思って、カードを外してみたらちゃんと終わる。やはりカードが何かしているのか? 確かに「しばらくお待ち下さい」の画面から先にいかないのでソフトスイッチ以前の問題らしい。

ラオックスに電話して聞いてみると、メーカーが休みで確認できないがクロスケーブルの場合、相手方がいないために、いつまでも探していって終わらないのではないかとのこと。月曜日に確認してくれるとのことでしたが、必ず回避策はあるはずだとのこと。

とりあえずまた気を取り直してFMV側の装着。案の定PnPではIRQが衝突。しかし4を5にしただけであっさり認識。やはり高いものを買っただけのことはありました。

自作機側との通信も難なく成功。先ほどの自作機側の問題も確かにFMVが立ち上がっていると大丈夫でした。それもWindowsが立ち上がっている必要もなく、電源が入っているだけで終了できるようになります。

しかしこれでは常に残されたどちらかが終われないではないかと思ったら、FMVの方は自作機の電源が入ってなくても終了できました。とりあえず自作機の終了は、そのために一瞬FMVの電源を入れるということで回避できますが参った。

しかし週が明けて10月27日(月)にラオックスから会社に電話があり、やはりカードの設定でリンクチェックを無効にする方法があるそうで、それで回避できるとの回答がありました。またHUBを入れた場合も大丈夫とのことでした。カードの設定の方は帰宅してすぐやってみましたがだめでした。

翌日ラオックスに電話したところ、これは間違いでそんな設定はないとのこと。リンクチェックは100BASEプロトコルの仕様だそうで基本的にすべてのボードでこの現象が起きるとか。ただ中には1分位でいい加減探すのをやめるものもあるみたいです。やはりHUBを介するしか方法はないようでした。

週末11月1日(土)にラオックスでHUBを購入しました。またピアツーピアではなくなるので、クロスケーブルをストレートケーブルに交換もしています。購入したHUBはElecomLaneed LD-HB4という10Base-T 4Portの所謂バカHUBですが、税抜き5,700円です。

[Elecom Laneed LD-HB4]

この時、何とかなりそうだったので、やっとProxy97も購入しています。価格は税抜き10,000円でした。

その結果、うまくいきました。Proxy97も難なく動作してくれました。これで2台同時のインターネット接続も実現したのです。

テレホーダイはまだモデム問題が解決してなかった10月16日に契約して開始してましたが、これで週末の夜中は二人でインターネット三昧となりました。

 

とりあえず諸処の問題は解決したので、やっとオーバークロックなどを始めることができました。ベースクロック66MHzから75MHzにしています。これはもはや自作とは違う話なので、今回の自作奮闘記はこれで終わりにしたいと思います。最後にこれは半年以上後の写真ですが、新PCとFMVも含めた我が家のPC環境の写真を載せておきます。

[我が家のパソコン一式]

奥の方が私の新PC一式。手前が家内用になったFMVです。プリンターやスキャナーなどもその上にあります。


 
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