Kawasaki Z250FT2013/3/17 中型免許は高校二年の夏にとったものの高校時代は結局自分のバイクには乗れませんでした。その話は「高校時代におけるバイクとの関わり」をどうぞ。 大学に入り、自宅から大学へは基本的に電車で通っていましたが、人からもらったHONDA ダックスも利用していました。ここできちんとした通学の足に250ccくらいバイクが欲しくなった訳です。もう高校時代とは違うので、母親の反対も全くありませんでした。そして晴れてやっと中型バイクを購入できたのです。 当時バイク選びをいろいろ検討した記憶は殆どないです。学生で金もないので、維持費の安い250ccで当然中古で、それでもそこそこかっこいいものを上野のバイク街をうろついて探したのだと思います。それがKawasaki Z250FTでした。上野で19万円で購入した当時の領収書が残っています。 70年代終盤、250ccは400ccのお下がりが多く、そのため重量は400と同じでパワーだけがないというものでしたが、このバイクは本格的に250cc専用設計を行ったものとして、高く評価されていました。決して速くはありませんでしたが、十分中型バイクとして楽しむことはできました。 当時はあまり意識していた記憶はありませんが、高校時代に好きなバイクの一つであったZ750FXにとても似ているバイクです。やはり似ているから無意識のうちに選んだのでしょう。Z250FTには兄貴分であるZ400FXがいて、Z750FXとは型番はこちらの方が似てますが、形はFTの方が近いです。因みに後にZ750FXと全く同じ形のZ1000MK.Uに乗ることになりますが、それと比較してみました。似てるでしょ? この頃は自分で写真をとるという習慣が全くなく、このZ250FTの写真は一枚もありません。 写真もなく、日記もつけてないので、このバイクでどこに行ったかも、殆ど覚えていません。 買ったその年の7月ごろに早速ネズミ捕りにひっかかり、スピード違反でいきなり、免許停止になったのは覚えてます。確か湘南方面からの帰りに1号線で戸塚のあたりだったかと思います。その時払った罰金(25000円)の領収書が残ってます。 そしてこのバイクの終焉は意外に早くやってきました。購入翌年の11月くらいだったと思います。大学からの帰り、急にエンジンが大きな音を立てて、まともに進まなくなりました。とりあえずエンジンはかかるものの、パンパンパンパーンというけたたましい金属音がしました。この時は全く原因が分からないので、仕方なく路上に放置して帰りましたが、後日父親に手伝ってもらって、車で牽引しながら自宅に持ち帰りました。(正規のバイク牽引方法を知らない父と私なので、この時は非常に怖かったです) しばらくしてから、車の整備工をしていた友人とエンジンをバラしたところ、何とクランクが焼きついていたのです。けたたましい金属音の原因はクランク焼きつきによって、ピストンが激しくシリンダーに叩きつけられていたからでした。そのためピストンも大きなダメージを受けていました。特に高性能でもないバイクで、もう冬に近い時期に焼きつき? しかもクランク? 今でもこのことは不思議でなりません。クランクケース内に何か入れられたのかもしれません。修理不能という訳ではありませんが、相当な費用がかかります。その費用とこのバイクの程度を考えると、ちょっと見合いません。あえなく廃車となった訳です。車検がないので乗り潰すつもりでいましたが、本当に潰れてしまいました。 こうして私の初めてのバイク、Z250FTとは1年半ほどのつきあいで、さよならとなったのです。
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