NSR250R エンジン始動トラブル

2017/5/14


2サイクルのレーサーレプリカは、基本的にセル・モーターがなく、キック・スタートです。2サイクルは圧縮比が低いので、エンジンが回転させやすいため、キックが楽であるという構造上の理由もありますが、そもそもレーサーは少しでも軽量化するためにセルモーターがないので、それに近づかせるため、あえてそうしているというモデル・デザイン上の理由もあります。

[キックスタータ・ペダル]

それでも特にユーザーから不満がでていないということですし、私もこれまで2サイクルの中型車を2台乗ってきましたが、エンジン・スタートについて、困った記憶はありませんでした。そのため今回NSRを購入するにあたり、エンジンスタートに関する不安など全くありませんでした。

ところがです。。。。


買っていきなり

2016年5月28日(土)、NSRの納車の日です。午前中通院があったので、午後13時半ごろ、レッドバロン東京大田店に赴き、受け取りました。14時半にはレッドバロンを出て、ガソリンはあまり入ってないということだったので、まず行きつけのガソリンスタンドに向かい給油をしました。その給油後エンジンを始動しようとした時です。

何といくら頑張ってキックをしてもエンジンがかからないのです。しばらく頑張りましたが、ここでずっとやっていてもスタンドに迷惑がかかるので、すこし離れたところに移動して、キックを続けました。それでもかかりません。仕方なく レッドバロンに電話しました。事情を説明すると、どうもチョークを引いてしまったせいで、かぶったようだとのこと。不覚にも私がエンジンが温まっているにも関わらず、チョークを引いて始動したためのようでした。とりえず来てくれるということで待つことにしました。

しかし10分ほどしてから、レッドバロンから携帯に電話があり、これから言うようにやってみてくれというのです。少しスロットルを回して遊びがなくなるくらいのところで止めて、キックしてみてくれとのこと。その通りやったら何とエンジンがかかりました。どうしてなのかと尋ねると、まあスロットルの説明はよく分からなかったですが、要はかぶっているといってもガソリンでがぶっているので、温まっているエンジンであれば、10分くらいおけば乾くので、それでかかったのだろうということでした。

かぶらせた原因はやはりチョークを引いたことですから、温まっている時は絶対チョークを引いてはいけないということを肝に銘じたのです。またかぶった時は10分くらいおいてから、かけた方がいいことも知りました。

[チョークレバー]

その後、しばらく走って、ライコランド東雲店に行き、30分ほど店内を見た後、帰る時にエンジンをかけたときはチョークを引かずにやったら2発目くらいでエンジンがかかり、やはりあれは単なる私のミスだと納得した訳です。


朝一の始動困難と神現る

翌週6月4日(土)、約1週間ぶりに乗るわけですが、朝最初の始動でこれまたなかなかエンジンがかかりません。エンジンは当然温まっていないので、この場合はチョークを引いています。何度かやっているうちにエンジンはかかりました。しかしすぐに止まってしまいます。最初はヘルメットもかぶり、すぐスタートできる状態でキックしてましたが、ヘルメットを脱いでキックに専念しました。かかっては止まりを3回ほど繰り返したら、何とか正常に始動しました。

結局50回くらいキックしたでしょうか。実際はそんなにやってないかもしれませんが、自分ではそれくらい沢山やった感覚があります。1週間程度のブランクでこんなに始動が大変なのかと、内心がっかりしました。とりあえず気を取り直して出発し、いつものゲートブリッジを通り、船橋方面へ走ってから、定番の休憩場である暁埠頭公園で休みました。

[暁埠頭公園駐車場にて]

10分ほど一服休憩だけして、エンジン始動をしたところ、またかからないのです。何だよ!朝一だけでなく、エンジンが十分温まっている時でもこんなことがあるのかと愕然としつつも、かけ続けました。

すると私が始動に困っている様子をみて、一人の男の方が近寄ってきて声をかけてくれました。家族でバーベーキューをしに暁埠頭公園にたった今来たところで、駐車場で始動に手こずっている私を見て近寄ってきたのです。何と自分もNSRに乗っていたということで、キックを試みてくれました。その方でもすぐにはかかりませんでした。スタンドをたてて、ステップに立って、勢いよく何度かキックしたところ、何とかかったのです。おう!こうやればいいのかと思ったのですが、その方の曰く、勢いよくかけるというよりは、ちゃんとピストンが上死点にあることを確認して、そこを狙ってかけることが重要だと言うのです。

その場で実際一度エンジンを止めて、やってみれくれと言うのです。いわばここで始動の指導をしてくれたのです。確かにキックを軽く下ろしてみると、スカっと抜けたように下ろせる時ととても重たい時交互にきますす。この重たい時がピストンが上死点にある時なので、この時に勢いよく踏み込まないとだめで、上死点にないときに蹴っても無駄だということでした。

この始動方法は目から鱗でした。これまでは半分無駄なキックをしていたということです。この方法を知ったので、少なくとも無駄なキックを省けば、労力は半分になります。朝一の始動も楽になると光明が差してきた訳です。 それにしてもこんな小さな公園で、たまたま私が困っている時にNSR経験者が通りすがり、エンジンをかけてくれただけでなく良い始動方法を指導までしてくれるとは、神現るとしか思えませんでした。

この日はこの後家に帰るまでに、途中で一度エンジンを止めて、同様に10分たってから、エンジンを始動してみました。教わったように上死点の時(要はスカっと下ろせた後)、勢いよくキックしたら一発でかかりました。

翌日5日(日)は午前中雨だったのですが、午後はやんだので乗ることとし、エンジンをかけてみました。上死点キックをやってみたところ、何とその日の最初の始動であるにも関わらず、2発目でかかったのです。1週間あけた昨日の朝一と違うとはいえ、すっかり冷えているには変わりない訳ですが、2発目でかかったのは非常にうれしくて、これで始動問題は解決したと思えた訳です。

翌週は家族でキャンプに出かけたので乗れず、その翌週18日(土)です。約2週間ぶりの始動がどうか不安でしたが、上死点キックを心がけたので、約7回ほどでかかりました。まあブランクの長さからするとこれくらいなのかなと思いました。前回の朝一2回はさすがに前日乗っているためで、ブランクが長いとそれなりにかかりにくくなるのは仕方ない。これくらいなら許容範囲だろうと思った訳です。

一方出先での停止時は、つまり温まっている時はほぼ1,2回でかかりました。これで始動問題は完全に解決したと思っていました。ところが。。。


ついに出先で始動不能

翌週6月26日(日)、朝一は先週同様7,8発目でかかりました。ブランクがある朝一としては許容範囲ということで、よしよしとして出発しました。今日は何とか始動問題も解決したと思われるので、少々遠出しようと西湘バイパスを下り、西湘PAで休憩しました。9時15分くらいです。

[西湘PA駐車場にて。この時はこの後のことなど。。]

10分ほどの休憩だったでしょうか。しかし何とエンジンがかかかりません。朝一すら7,8回でかかったのに、10分前まで動いていた十分温まっているエンジンがかからないのです。勿論上死点キックはやってますし、ステップに立っての勢いよくキックもしています。30回以上は試みていると思います。

西湘PAは例のごとくバイク乗りが沢山いるので、二人ほどが近寄って来ました。また神現るかなと思いました。その二人もやってみてくれたのですが、やはりキックではかかりません。こういうときは押しがけがいいのでは言います。押しがけなどもうずっと前にやったきりで、よく分からないというと、やってくるというのです。そこで二人で協力して押しがけをやってみてくれました。しかしそれでもかかりません。

一人の人は初爆すらないのはおかしいなと言います。確かにいつもなかなかかからない時も、かかりそうな感触のある時、つまり少し爆発している感じがする時があるのですが、今回はそれもないのです。みるとオイルタンクにオイルが見えません。もしかしたらオイル切れ焼きついたのかもと言います。私としてはオイル警告ランプがついているか気にしてなかったので、オイルがなくなってきているのか、そんなことはないのか自信がありませんでしたから、その可能性も否定できないと思いました。因みにオイル警告ランプはエンジンがかからないと正しく付いていたかは分かりません。スイッチを入れただけでは常時点灯しており、エンジンがかかると警告がなければ消えるのです。

[オイルタンク]

結局この場は諦め、9時50分頃、買ったレッドバロン東京大田店に電話しました。誰が電話に出たのか分かりませんが、事情を話し、オイルや焼きつきのことも聞きましたが、オイル切れについては、1km1cc消費するのでありうると言うのです。実は後で分かるのですが、こいつがガンでした。まだオイルを満タンにしてから300km程度しか走ってませんが、知識もなく、気が動転している私には正確な数値を計算できませんから、レッドバロンのやつの話を信じるしかありません。オイル切れの可能性があれば、当然焼きつきの可能性もあります。従ってロードサービスで近くのレッドバロンから人を派遣する他ないので、手配するとのこと。

10時26分、やっとレッドバロン東京大田店から電話があり、西湘PAに一番近いレッドバロンは平塚店なので、そこにロードサービスの手配をしたとの連絡が入りました。直後に平塚店からも電話がありました。時間がたつとかかるかもしれないので、待っている間始動を試みてもいいのですが、オイル切れの可能性がある以上、ここでかかっても家まで帰れません。いずれにしてもどこかに搬送する他ない訳です。そのためずっとレッドバロンが来るのを何もしないで待っていました。

11時16分、レッドバロン平塚店の人が到着しました。技術者がいないので営業の人が来たのでということで、何もバイクを見たりはせずにいきなり軽トラに積み込みました。レッドバロンのロードサービスは、基本的にツーリング続行させることをモットーにしているのですが、焼きつきの可能性があるということで、最初からその場で対応する予定はなかったのです。今思えばこれもひどい話でした。尚、積み込みはすぐ終わって、11時26分には西湘PAを後にしました。

[レッドバロンの軽トラに積み込まれた哀れなNSR]

とりあえずバイクは預ける他ないですが、私は自宅に帰るため、なるべく東京に近いJR平塚駅まで送ってもらいました。平塚駅についたのは、11時57分です。以前平塚の七夕祭りを見るため1度来ていますが、こんな形でまたこの駅に来ることになるとは。

[JR平塚駅]

この後の帰宅の途がとても悲しいものであったことは言うまでもありません。結局帰宅したのは13時過ぎ。解決したと思っていた始動問題が、ある意味最悪の事態にまでなってしまった訳です。よもや遠くで止まって、以前の事故の時のようにロードサービスを使うはめになり、とぼとぼと電車で帰らねばならないとは。あまりの落胆にその日は何もする気がおきませんでした。尚、レッドバロンのロードサービスではこの帰宅の交通費までは出してもらえません。

夜になって、レッドバロン平塚店から電話があり、その後エンジン始動を試みたところすぐかかったということでした。エンジンオイルもエンジンがかかったら警告ランプが消えたので、容量は問題なかったとのこと。今後の対応については東京大田店と相談して連絡するとのこと。その後もう一度電話があって、とりあえず東京大田店に搬送して、しっかり点検するとの話でした。

因みにオイル容量の件ですが、実はNSRのオイルタンクは2つに別れていて、給油口のある上から見えるタンクはリザーブタンクで、そこに入って無くても全然問題なかったのです。カウルを付けていると確認しづらい下の方にメインタンクがあって(カウルを外した下写真参照)、そこに十分入っていたのです。

[オイルのメインタンク(カウルを外して撮影)]

そもそもリッター1,000km程走れるので、満タン(1.2リットル)で1,200kmは走る訳です。たかだか300kmで切れる訳がありません。そのことを最初にレッドバロン東京大田店のやつが確認してくれれば、焼きつきの可能性など殆どないので、何度か始動を試みるとか、レッドバロンが来た際もそこで再度始動を試みるとかできたので、恐らくエンジンはかかって、乗って帰ってくることはできたはずです。返す返すレッドバロン東京大田店の最初の店員の対応に腹が立ちます。

また最初にオイル切れ、焼きつきの可能性を指摘したのは、近寄ってきた二人ですが、彼らは神どころか疫病神だったということですね。まあついてない時はそういうものです。それと知らないって本当に損です。


レッドバロンでの点検と返品打診

その後レッドバロン平塚店から東京大田店へ搬送されたNSRをレッドバロンでは、様々なテスト、特にかぶりやすい状態をあえて作ってからかける、その他電装系ブラグなどの点検も含め、いろいろとやってくれたようです。しかし異常は一切見つからなかったとのこと。

ただ私がかけた場合、特に西湘PAでは他の人にもやってもらったのにかからなかったのは事実です。私としてはもはや返品をお願いしたいとも言いました。しかしレッドバロンとしては、何も異常がない、つまり瑕疵がない以上、返品はできないと言います。確かにそれは尤もだと思います。

さてどうするか。丁度このころは、仕事上様々な問題起きていて、非常にストレスがたまっている時期でした。本来趣味であるバイクはそのストレスを解消するためのものであるはずですが、逆に私のストレスを増幅するものとなってしまっていました。とはいえ返品もできない。瑕疵がないのなら、やはり私のエンジンのかけ方に問題があるのかもしれません。

とりあえず精神的に厳しい状態だったので、それ以上どうするか考えることができなかったので、しばらくはレッドバロンに預けたまま無為に過ごしました。


再度受け取り、しかしまた停止で押して帰る

7月16日から23日は夏季休暇で家族で奈良、和歌山に旅行をしていました。会社のストレスはこの頃ピークで、明らかにになっている状態だったので、その夏季休暇旅行はとても精神的につらい旅行でした。こんな夏季休暇は初めてです。

旅行から帰ってきて旅行時の写真を整理しようとしたら、何とSDカードが読み取れません。こういう時は本当にいろいろなトラブルが起きます。しかしSDカードの接点部分をティッシュで拭いたら、読み取れるようになったのです。このことはトラブルには原因があり、それをちゃんと取り除けば解決するものなのだと思った訳です。バイクについてもそうなのではないかと思えました。そんな訳でNSRについては、もう一度トライしてみようと思ったのです。

翌日24日(日)はまだ休みなので、意を決してレッドバロンへNSRを受け取りに行きました。勿論その場では難なくエンジンはかかりました。そしてその足でまずガソリンを入れに行ったのです。

ところがここでまたエンジンがかかりません。勿論今までの様々なやり方も試しましたし、10分くらいたってからかけるといったこともやりましたが、かかりません。幸い行きつけのガソリンスタンドは我が家から900m程度134kgのNSRであれば押して帰ることも可能なので、西湘PAの時とは違います。しかし押して帰る前にレッドバロンを呼ぼうと思ったのですが、不覚にも携帯電話を家に忘れてきてしまったのでそれができませんでした。

この日はとても暑い日で、その中をNSRを押して自宅に向いました。その間も数回始動にトライしましたがだめでした。いくらNSRが軽いとは言え、この暑い中、900mを押していくのは非常に大変でした。へとへとになって自宅に帰りつき、すぐにレッドバロンに電話をしました。

店長の森○さんがすぐに来てくれました。そしてかけてみると、案の定かかるのです。これは一体何なのか。精神的に打ちひしがれていた私は、NSRの片付けるをする(カバーをかけて、施錠する)気力も無かったので、このまままたNSRを引き取ってもらったのです。


買取検討と再々度受け取り

返品がだめなのは分かります。そこで次の案として、買い取りという選択肢があります。それを森○さんに相談したところ、通常だと13万円だというのです。諸経費込みで57万円で買ったものが、ろくに乗りもせす、苦しい思いだけを残して13万円。つまり44万円も消費などありえません。今回のことがあるので、もう少し金額は考えてくれるとのことでした。

その後8月3日に電話をして確認したところ、レッドバロン本部にも相談したが、精一杯やって26万円だと言うのです。これなら31万円の消費(損失)か。まあこれくらいの損失は一つの勉強として仕方ないかなとも思いました。しかしこの時点でまだ300kmしか乗ってません。あまりにも高い買い物ということになります。しかも乾式クラッチの音を聞きたいというのが購入動機でしたが、それの録音などもしてませんでした。

因みに26万円は一年以内ならここの価格で買い取るということでした。ではもう少し、せめて1,000km乗って、乾式クラッチの録画(録音)をしてから売れば、30万円の消費でも損失とはいえず多少は納得できるかと考えた訳です。

しかし1,000kmまではまだ700kmあります。またエンジンがかからない状況が起きた場合どうするのか。朝一でかからないなら、その時はレッドバロンを呼んでかけてもらってもいい。出先ではもうエンジンを止めない。何かかなり無茶のようですが、それしか方法がなさそうだと思いました。しかしそれでも問題は残ります。給油時です。エンジンかけたまた給油させてはくれません。また押して帰るのはいやです。そこで考えたのが、給油はレッドバロンの近くのスタンドで行うのです。もしエンジンがかからなくても、すぐに呼ぶことができます。

この方法を森○さんに相談してOKをもらいました。それにしてもツーリングに出て、エンジンを停止せずに帰る。給油はレッドバロン東京大田店の近く。何でこんな不便を強いられないといけないのか。全く理不尽としか思えませんが、何としてもただお金を失っただけということにしたくなかったのです。

実は8月に入り、仕事上のトラブルが次第に解決して、精神状態がよくなってきていました。それもこの決断をする大きな要因でもあったのです。あと運勢が8月は悪くないとあった点も、この頃の私には実は大きな要因でした。

8月7日(日)、今回は取りに行かず、森○さんにNSRを自宅まで持ってきてもらいました。エンジンはやはりかかります。また少し走った後も一度止めてかけてみました。つまり言わば始動テストを行った訳です。その際、森○さんから連続キックも教わりました。3回以上、連続でキックをしてみるのです。これでかかる場合も多いとのことでした。

因みにこの日、今後はどうなるか分からないので、早速乾式クラッチの音を録音(録画)しました。これがその動画です。


出先では止めない状態がつづく

受け取ったその日は、森○さんと別れた後、いつものゲートブリッジから幕張方面に走ってきました。海浜幕張駅付近で休憩。もちろんエンジンは止めません。ここから引き返し、ゲートブリッジのそばでゲートブリッジをバックに写真とるなどまた休憩。やはりエンジンは止めません。

[ゲートブリッジをバックに]

ただここではちょっと一服休憩ということで少し長めに休憩したところ、NSRの水温計がとても高くなりました。ラジエータにファンがないので、止めたままエンジンをかけているとこの時期どんどん水温が上がるのです。

ちょっとあせったので、休憩もそこそこにして走り出しました。ここで本当に焼きつきでも起きたら目が当てられません。そのため少し温度を下げるためにスピードを出しぎみで走ったです。すると何とゲートブリッジで白バイに捕まってしまいました。ずっと気をつけていたのに不覚でした。

何かついてません。やはり8月も決して運勢はよくなかったのかもしれません。幸い28km/hオーバーだったので青切符(3点、反則金15,000円)で済みましたが、正直へこみました。止められている間、エンジンを停止したくないので、停止しないでもいいかお巡りさんに聞いたところ、いいというのでエンジンをかけたまま手続きを行いました。

[白バイにつかまった!]

この後はレッドバロン東京大田店のそばのガソリンスタンドの位置を下見にいきました。結構遠くにしかありませんでした。歩ける距離には無かったのです。また水温計のことはやはり不安材料でした。つまり出先の休憩は長くできないということです。しかし夏が過ぎればもう少しましだろうし、元々長く休憩するタイプではないですし、もはや出先でゆっくりするなど考えていませんでしたから、これはあまり気にしていませんでした。

それにしても、なぜか違反で捕まったことはそれほど精神的に尾をひかなかったのです。やはり運勢がいいときって不思議なものです。

翌週8月13日(土)もNSRに乗りました。朝一は何と一発でかかりました。朝一一発は初めてのことです。この日は最初に始動テストを何度か行いました。少し走って止めて、4分たってかける。その次は6分止めて走る。また5分でもやる。これはガソリンスタンドでの停止時間をシミュレーションしてみたのです。この時1,2発でかかる時もありましたが、先日森○さんに教わった連続キックでかかる場合が多かったです。どうも場合によっては、この方法が効果的かもしれないと思いました。

この日はそのまままたゲートブリッジを越えて、船橋あたりまで走り戻ってきました。そろそろ給油が必要なので、例のレッドバロン近くのガソリンスタンドに行こうかとも思ったのですが、このところの始動テスト結果も悪くないので、意を決していつものスタンドに行って給油しました。何と一発でかかりました。ほっと胸をなでおろしました。押して帰らずに済んだのです。

翌8月14日(日)連続で乗りました。朝一は1,2発ではかからなかったので、やはり連続キックを試みます。そうしたら結構簡単にかかったのです。これはいけると思いました。この日は今までのバイクでもよくやった首都高をぐるぐる走る所謂首都高サーキットをやりました。

最初にレイボーブリッジ近くの芝浦PAで休憩。もちろんエンジンは止めません。

[首都高 芝浦PAにて]

次に大師PAで休憩。ここでもエンジンは止めません。それでもトイレがすぐ近くにあったのでエンジンかけたままトイレにも行きました

[首都高 大師PAにて]

次は大黒PAで休憩。ここもエンジンは止めません。

[首都高 大黒PAにて]

この後帰宅してから、また2回程始動テストを行いました。いずれも連続キックでかかったのです。

翌週8月21日(日)も乗ります。このくそ暑い8月に毎週乗るのは、早く1,000kmに達したかったのと、連続キックがよさそうなので、その成功実績を積みたかったからです。朝一はやはり連続キックで結構簡単にかかりました。今日は少し遠出で、以前行こうとして西湘PAで止まってしまったため行けなかった江ノ島です。江ノ島ではいつもの聖天島公園で休憩。やはりエンジンは止めません。

[江ノ島 聖天島公園]

しかし帰りに国道1号線で、何とエンストしたのです。エンストというエンジン停止のリスクは当然認識していたので、気をつけていたのですが、やってしまいました。しかしここは一発でかかったのです。思わぬところで、久しぶりの出先始動をしたことになります。この後また給油の時期がやってきました。前回いつものスタンドでOKだったので、またそこへ行くつもりですが、その前に一旦帰宅して一応また始動テストを一度だけやってみました。それが成功したのを確認してから、スタンドにいって給油したのです。ここでは一発でかかりました。


何とか出先始動再開

翌週8月28日(日)も、微妙な天気でしたがまた乗りました。もはや週末の義務のような感じです。ただこの日は既にヤフオクで売却していたZX-14Rの引渡しの日で購入者から10時ごろには到着するとの連絡が入っていたので朝ちょっと走るだけです。例のごとく朝一は連続キックでかかりました。浦安あたりまで走り戻ってきて、その後はZX-14Rの引渡しの準備をして、9時40分頃、先方が到着して引渡しをしました。

その後、10時に再びNSRに乗りました。また幕張あたりまで行って引き返し、この日は意を決して出先始動を試みようとラインコランド東雲店へ行ってみたのです。ここならバイク屋ですから最悪何とかしてくれる人もいると思ったので、出先始動再開の最初のポイントとしてはいい場所だと考えたからです。30分ほど見て回って、恐る恐るエンジンをかけてみました。やはり一発ではかからなかったので、連続キックをやったところすぐにかかったのです。ホッとしました。因みにこの日、念願の1,000km越えを達成しました。出先始動再開と1,000km越えを同時に達成したということですね。

大分自信がついてきたので、翌週9月3日(土)は、定番のコースを回り、全休憩場所で停止してみようと思いました。先週一回出先始動ができたくらいでは、まだまだ問題なしとは言えません。まずは定番の相模川新幹線鉄橋へ行きました。

[相模川新幹線鉄橋]

10分ほどの休憩の後、エンジンをかけました。最初の一発目はだめ。次に連続キックをやってみましたが、それもだめ。次の一発キックでかかりました。今までとはちょっと違うパターンです。まあ何でしょう、要はタイミングなのかなと思いました。連続キックはそのいいタイミングにあたる確率が上がるだけということでしょうか。

その後、また江ノ島です。ここでは20分休憩。何かR1Zに乗っているという人に声をかけられてもう少し話したかったですが、私としては20分という停止時間でかけることの方が重要だったので、話もそこそこにエンジンをかけました。もっともエンジン始動に苦労しているという話をその方にもしていたので、かかるか不安ですと言いながらかけましたが、何と一発です。どうも停止時間と始動のしやすさには殆ど因果関係はないように思えました。先ほどいったタイミングの問題であり、そのタイミングがいつくるかは分からないということです。

[江ノ島 聖天島公園]

この後帰って、また給油をしました。ここでは一発です。更にこの日はレッドバロン東京大田店にも行きました。ハーレーの話もあったからです。またこのところNSRのエンジン始動も結構うまくいっているということも報告しました。また森○さんの前でかけてみた訳ですが、ここも一発でした。さらにこの後、距離稼ぎの意味もあって、また船橋あたりまで行って引き返し、再びライコランド東雲店へ行きました。20分ほど見た後、ここでも一発でかかりました。

これで相当自信がついてはきましたが週末義務は続きます。翌週9月10日(土)もこの日は10時から用事があったにも関わらず朝6時出発で義務を果たします。朝一はいつものように連続キックで大体2,3回でかかりました。そして久々に暁埠頭公園で休憩です。ここでも連続キックでかかりました。そして帰ってきて給油。ここでは一発です。

[暁埠頭公園]

もうこの頃には、1,500kmを越えていたので、最低でも3,000kmは乗ろうと考え始めていました。

この後、10時からの用事を済ませて、午後はハーレーの納車なので受け取ってきました。大体NSRエンジン始動もほぼ解決したと言えますし、もう次のバイクが来てしまったので、遅ればせながらNSRのホームページアップに取り掛かりました。やっと私の愛車のラインナップに追加する決心がついたのです。

尚、連続キックが効果的だと分かった頃、森○さんになぜこんないい方法があるのに教えてくれなかったのかと言いました。しかし結局これも決して万能ではありません。ピストンの上死点の話も同じです。結局特効薬などなく、固体によって様々でそれにあった、しかもその時々で最適な方法が違うようです。とりあえずチョークを使うのは冷えてる時、上死点のことなど基本的なことは守りつつ、だめなら連続キックなど織り交ぜながらやってみる他ないようですね。


なぜか手こずる時がある

その後は大体連続キック数トライで朝一もかかるようになり、出先では一発や二発、連続キックでも1,2回でかかり、いい調子が続いていました。

しかし2016年09月25日外房ツーリングではまた苦労しました。最初休憩したセブンイレンブで連続キックも10回以上やったと思います。朝一の始動は普通だったのですが、出先でこんなに苦労したのは再開後初めて。

[なぜか手こずった外房ツーリングにて]

さらに帰ってきて自宅でまたかかりません。どうしてもだめなので、この時は8分ほどおきました。その後は何とかかかったのですが、ちょっと不安を残しましたね。連続キックなら大体OKかなと思ってきた矢先だったので。ただどうしてもだめな時は時間をおくのもありかと思いました。

それと短い時間の停止の方が問題がおきやすい気がします。

ただこの後はまたこんなに手こずることはありませんでした。11月頃には、3,000kmにも達し、この調子なら5,000kmも夢ではないかもと思い始めていました。

冬の間もあまり乗らないと余計かかりにくくなると思ったので、隔週では乗るようにしていたので、朝は大体連続キック3、4回、出先なら一発でかかることも多く、外房ツーリングの時の手こずりは何だったのだろうと思うくらいでした。


でも決して解決した訳では。

ずっと調子いい状態が続き、やがて春にもなってきたので、これで完全に始動困難とはおさらばかと思いました。走行距離も4,300kmになり、5,000kmが射程に入ってきました。しかし逆に暖かくなってまた問題発生でしょうか。2017年4月16日の箱根ツーリングでは、朝一はいつも通りだったのですが、出先では一発、二発で始動することが殆どなく、連続キック数回トライでないとかかりませんでした。

[久々に手こずった箱根ツーリングにて]

しかしこのツーリングでついに5,000kmを突破しました。よくここまで来ました。目頭が熱くなります。

エンジン始動困難の様子は動画を撮ったのでご覧下さい。

 

ご覧のようにまず勢いよく蹴り下ろすためにステップに立ち上がります。そして最初は上死点を探して、1発、2発を試みて、だめなら(朝一はほぼだめです)連続4回か5回くらいの連続キックをします。因みにこの動画は2017年4月23日の朝一番の始動です。朝一とは言え、先週16日に乗っていて、とても暖かい春の朝でことです。連続キックを12回でやっとかかりそうになったがかからない、その後少しだけ休憩して、あと連続キック2回でやっとかかりました。都合14回も連続キックしないとかからなかった訳です。この後出先では3箇所とも一発でかかったので、4月16日とは状況が逆なんですよね。

そして4/29にヤフオクを通じての売却が決定し、5/7に最後の乗車。この時は何と朝一一発でかかりました。朝一一発は昨年8/13以来実に9ヶ月ぶり、回数にして33回ぶりです。特別かかり易い要因があった訳ではないにも関わらずです。結局どうすると絶対問題が起きないのか、分からず仕舞いでしたね。


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