HONDA CB1300 SUPER BOL D'OR2021/4/21 Kawasaki ZX-14Rを購入した際は、しばらくこれに乗っていようと思っていました。しかし結構前傾でツーリングは不向きであり、結局3年で降りてしまいました。その次のハーレーはツーリングでは楽だったものの、330kgは如何せん重かった。そのため乗るには気合を入れる必要があり、気軽には乗れませんでした。 世界最速とか旧車とか憧れのハーレーとか、一度は乗っておきたいバイクは一通り乗れたので、そろそろ長く付き合えるバイクということで、尖ったところは特にないのですが、やはりロングセラー、ベストセラーのバイクにはそれなりの魅力があるだろうということで、最低7年、できれば10年以上乗るつもりで、このバイクHONDA CB1300 SUPER BOL D'ORを購入しました。 HONDA車はこれで3台目。比較的最近NSR250R SEに乗っていたのでHONDA車自体は久しぶりという訳ではありませんが、HONDAの大型車としては1998年に降りたCB750F以来21年ぶりです。大型車は5台目、リッター越えは4台目。国産のリッターバイクで逆輸入車でない国内販売車は初めてです。 青が大好きな私ですが、残念ながら現行仕様では青色がありません。それにあったとしてもCB1300SBはやはりこの色でしょう。2019年版ではSPという足回りを強化した上位機種が発売され、青色があるのですが、色もカラーリングも今一。それに正直高いし(35万円増し)、足回りには興味がないので、CB1300SBの代表的なカラーリングのこのノーマルにしました。 このバイクについても私がウンチクを述べる必要はないでしょう。ホンダが1992年に打ち出したプロジェクトBIG-1。バイクの本当の価値を追求して作り上げたこのモデルは大成功をおさめ、以来圧倒的な支持を得て、30年近く経った今日もベストセラーであり続けているのは周知の如くです。 ロングセラーという意味では、例えばヤマハのSR400の方が長いでしょう。しかしベストセラーでもあり続けているという点がこのバイクの凄いところです。それだけ完成された、かつ現在でも魅力が落ちないその理由をしっかり乗って実感してみたいと思います。 ネイキッドに分類されますが、大きめのハーフカウルがついてます。これがやはりツーリングでは役に立ちます。定番のマフラー交換は1年半、1万キロ乗ってからやっと実施しました。その詳細については「チタン・フルエキゾースト・マフラー」 をどうぞ。 そして4サイクルはやっぱり並列4気筒が好きなんですよね。 1992年に1000ccでスタートした大型SUPER FOUR(SC30)は1998年にフルモデルチェンジで1300cc(SC40)になります。ただ排気量は増えたのですが、何かこのSC40はどこか重厚感に欠けて私は好きでありませんでした。恐らくタンク形状のためだと思います。マフラーが左右二本出しになったのも何となく今一でした。 その後2003年にフルモデルチェンジが行われます(SC54)。ここでSC30の重厚感が戻りました。マフラーも右一本出しに戻ってます。そしてこの時ついに吸気システムがインジェクション化していますし、フレームも新設計で足回りの軽量化など変更は多岐に渡ります。 またSC40ではエンジンが水冷にも関わらずダミーの冷却フィンが付いてましたが、SC54ではこれが無くなり、元の水冷らしいすっきりしたエンジン外観になりました。あまり気にしてませんでしたが、SC40のこのダミーフィンが何気にかっこ悪かったことが、戻ってみて分かりました。 そして2005年、このハーフカウルがついたSUPER BOL D'OLが登場します。ハーフカウルがある以上、厳密にはネイキッドとは呼べない訳ですが、カウルのないSUPER FOURもラインナップされていることもあるし、ネイキッドの王者たるCBはネイキッドというジャンルのままでいます。この時に足つき改善やABSバージョンの登場などの変更も行われています。 因みに価格推移を見ると、1992年に最初の発売時は92万円でした。その後前述の排気量アップ、インジェクション化、ABS装備などで2005年には約112万円まで上がりました。更にこのSUPER BOL D'OLは10万円強高い約123万円です。 その後2007年に少し上がった後、2008年に排ガス規制対応のため約129万円(SB)まで上がりました。排ガス規制対応はユーザには特にメリットはない訳で、これをユーザに転嫁するのはちょっとと思いますね。その後も2010年にハンドル、足つき改善、リアサス見直しなどが行われて約133万円(SB)に上がってます。このデフレの時期になかなか値上げできない商品が多い中、平気で上げてくるって随分殿様商売だなぁ。 そして2014年にフルモデルチェンジが行われ、ほぼ現在(2019年)のモデルとなりました。フルモデルチェンジということで変更は多岐にわたっていて、より快適なライディングポジションへの見直し、ハーフカウルの空力特性の向上、ヘッドライトのLED化。そして一番の目玉が6速ミッション化です。エンジン特性の見直しを含めて、市街地からツーリングまで更に扱いやすく、力強い走りを可能としたとか。新デザインのホイール、マフラーの小型化などもあります。そのため価格も約9万円上がって、約142万円になりました。もう逆輸入車と同じですね。 またE Package(ETCとグリップヒーター付き)という上位グレードの登場もこの年です。 E Packageは勿論更に7万円高く149万円です。 その後2018年にこのE Packageは無くなり、ETCとグリップヒーターが標準装備されるようになります。恐らくE Packageしか売れなかったんでしょうね。この時エンジンも少々見直され、101psから110psに上がってます。更にアシスト・スリッパー・クラッチも装備されました。そのため価格が6万円以上上がって約156万円になってます。依然値上げが止まらない。 2019年には前述のようにSPというグレードが登場します。オーリンズの前後サスペンションとフロントブレーキにブレンボ製が採用されますが、何と36万円も高く、その上カラーリングが今一。スーパーフォアはやはりこの赤白のカラーリングが一番似合いますが、SPは専用のカラーリングになってしまってこの赤白はラインナップにありません。どうせこの足回りのグレードアップを活かせるような走りが私自身できる訳でもないし、価格増加に見合ったものが何一つないでので、ノーマル版を購入しました。 ただノーマルも外見やスペックなどは何も変わりませんが、また新しい排ガス規制に対応するため、3万円以上価格が上がり約159万円になりました。 ツーリング(〜2021/4/11 ノーマルマフラー時代)はこちらへ
ツーリング(2021/4/25 フルエキマフラー装着後)はこちらへ
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